タイトルに図解とあるがそこまで図は多くない。超入門というだけあって要点と補足が列挙されているような内容だった。 本自体は1時間でサクッと読めた。
読むに至った背景
仕事や友達付き合いで怒るという感情をもつことはほぼないが、車に乗っている時だけはイラッとする瞬間が過去にあった。 例えば、意図的に危険運転している人と出くわしたりとか、自分ルールで運転してる人などに遭遇すると本能的に「あぶない」と思い不快に感じてしまう。 妻にその話をしたところ「アンガーマネジメントが足りてないですね」と言われたので、amazon primeで無料だった表題の本を手に取った。
本の内容
ざっくり書かれている内容としては、
- 怒りを感じたときの対処法
- 怒りを感じないようにする方法
- 適切な怒り方
- 現代社会ならではの怒りの問題
といったことについて書かれている。 以下各トピックで気になったメモ。
怒りを感じたときの対処法
怒りを忘れる方法を実践→繰り返すことで、怒りへの耐性がついていくということが何度も書かれていた。 方法としては様々あったが
- 怒りを感じた瞬間にゆっくり6秒数えて、落ち着く
- 怒りの原因から逃げる
というあたりが、身近で実践しやすそうだった。
怒りを感じないようにする方法
適度な運動でセロトニンを増やしてストレスをためない方法が紹介されていた。 (自分だと水泳→サウナで整うがストレス解消法)
心と身体はつながっており、言葉遣いなどの所作を丁寧にすることで心身ともにストレスを持ちにくい状況を作るという内容が書かれていた。 「礼節が人を作る」ということと理解。
適切な怒り方
ここでは怒りと適切に向き合うために、怒りの種類と振る舞いについて分析していた。 内容のうち、自分にどうしようもないことはとっとと忘れようというところは共感した。 7つの習慣にも似たようなことが書いてあった気がする。
現代社会ならではの怒りの問題
ロードレイジについて書かれていた。ニュースで言われているようにあおり運転されたらやり過ごしたり、逃げることが推奨と書かれていた。 また意図せず自分が加害者になることもあるリスクについても言及されていた。 その際に本の中で紹介されていた方法を実践することや、家族の写真を車内においておく方法が勧められていた。
余談
アンガーマネジメントについて調べると、日本アンガーマネジメント協会とそこの理事の方のコンテンツ(Youtube, amazon kindle書籍 etc)が上位でヒットする。 商標でも取ってるのかなと思い調べたら、「アンガーマネジメント」という関連の言葉は日本アンガーマネジメント協会と株式会社ウィザスという会社が商標を取り合って?おり、ほぼ二強の状態のように見えた。
感想
超入門ということもあり、色んなところで紹介されている怒りのコントロール方法のインデックスのような本だった。 ふとした怒りの時どういうアクション取ればよかったかを思い出すのにちょうど良い本という感想。