最近、仕事・私生活において自分の経験から基づく決まりきった対応みたいなものが多く少しつまらなさを感じていた。 もうちょっとアソビゴコロというか思考に余裕がほしいなと考えていたところ、以下の本がプライム会員無料で読めたので手に取ってみた。
読んだ感想など
序盤では、ロジカルシンキングとラテラルシンキングの違いについて述べられており、中盤から終盤にかけてラテラルシンキングのアプローチや実例をいくつか紹介されているという構成になっていた。
序盤
- ロジカルシンキング
- 垂直思考。解決策があってそれをどう行っていくのか順序立てて考えていく
- ラテラルシンキング = タイトルにある「ずるい考え方」のこと
- 水平思考。解決策の段階でどんな手段が実在するか自由に考えようぜ
みたいな比較で書かれていた。比較と書いたけどそれぞれが相反するものではなく、ラテラルシンキングの次の過程でロジカルシンキングがあるということが本書中でも書かれていた。
中盤 ~ 終盤
ラテラルシンキングの実例みたいな話では事業が成功するまでの 0 -> 1 的な話が多く、会社員の立場という面ではイメージし難い部分もがあったが、以下の章は仕事で大事にしている考えというのもあり腹落ちして読めた。
- ラテラルシンキングに必要な3つの力
- なぜ、本当、今 の3つから今の常識に疑問を持って取り組もう
- 最小の力で最大の成果を出す
- 他者の力を借りる・作業の組み合わせ・楽をする権利
- 先の先を読む
- 最終な利益をイメージについて
ただ最初以外の項目はあまり得意じゃないのでもう少し考える習慣づけが必要そうで、紹介されてるテクニックは試してみようとおもった。
また終盤に「ムダなものを捨てない」という章があり、ここは一番印象に残った。ムダがあることで、もしものときにその分のリソースを活かせる・ムダがあることで別のアプローチを試みる時間が取れる などそんな内容の事例が書かれている。仕事において様々な状況からムダ(= 遊び)を作りにくいというのもあり、非連続的進化が起きにくい側面はずっと感じているので、ムダを作るための努力をしていく必要があるなと改めて感じた。
さいごに
入門書ということもあり浅く広い内容だったけど、考え方のフレームワークを見直すのに手軽に読めたのが良かった。